犬のクッシング症候群、症状を緩和する4つの方法

体調不良の犬

犬のクッシング症候群では、皮膚の荒れや脱毛、痩せているのにお腹が膨らむ、多飲多尿、などが症状としてあらわれます。

そして、これらクッシングの症状とともに、ホルモンバランスの崩れから様々な代謝トラブルが生じ、治療が難しいだけではなく命にも関わる病気です。

このページでは、難治性の病気「犬のクッシング症候群」について、症状緩和につながる方法をご案内します。

<目次>

クッシング症候群が難治性の理由

犬のクッシング症候群は、「一生完治することはない」難治性の病気とされています。副腎ホルモンの分泌量が異常に増える病気であり、犬の副腎・脳下垂体に腫瘍ができることが一般的な原因です。

コルチゾールなどの副腎ホルモンの異常分泌は、投薬治療によってコントロールすることはできますが、根本的にホルモンの分泌機構を修復することはできないため、犬にとって「難治性の病気」とされているのです。

クッシング、症状緩和につながる「治療」「食事」「サプリ」「生活習慣」

一方で、犬のクッシング症候群は確かに難治性の病気ですが、治療・食事・サプリメント・生活習慣などにより、症状ケアの対策をたてることはできます

①「治療」について

薬による治療

犬のクッシング症候群の治療は、コルチゾールなどの副腎ホルモン分泌異常をコントロールすることが目的です。アドレスタンなどの治療薬により、クッシング症候群の症状をうまくコントロールできれば、健常な犬と変わらない生活を送ることができます。

ただし、アドレスタンなどのクッシング治療薬は、副作用に注意が必要です。投薬量を間違えると、犬に負担がかかり、クッシング症候群とは真逆の病気「アジソン病」のような症状が出ることもあります。アジソン病は、クッシングとは反対に副腎ホルモンの分泌が低下する病気であり、注意が必要です。

「治療薬」を選ばない選択

飼い主さんの中には、治療薬の副作用を恐れ、アドレスタンなどを使わないクッシング症候群対策を検討される方もいらっしゃいます。また、犬のクッシングん症候群は、症状や血液検査のデータだけでは病状が確定しないケースもあります。

しかし、間違いなく「クッシング症候群」という診断が下されたのであれば、ある程度の治療は必要になります。犬のクッシング症候群では、薬による治療を行わずに放置すると、症状が悪化するリスクもあるためです。

②「食事」について

クッシング症候群の犬は、タンパク質・脂肪・炭水化物といった主要栄養について、それぞれ代謝トラブルを抱えています。ホルモンの分泌異常が、犬の栄養代謝に問題を生じさせているのです。そのため、クッシング症候群の栄養代謝トラブルに合わせた食事対策を実施することが、犬の症状ケアにプラスとなることは間違いありません。

(※クッシング症候群の治療や食事対策について、より詳しくは「犬のクッシング症候群、治療と食事」をご欄ください。)

③「サプリメント」について

犬のクッシング症候群では、サプリメントも対策の選択肢となります。具体的には、「免疫力をキープする」「犬の腸内善玉菌を増やす」といったサプリメントがお勧めです。詳しくは、「犬のクッシング症候群と腸内細菌の関係」をご参照ください。

④「生活習慣」について

ストレスのかからない生活習慣

クッシング症候群の犬では、生活環境への配慮もポイントとなります。

クッシングで分泌異常がおこる副腎ホルモンは、「ストレスホルモン」とも呼ばれています。実際に、犬のクッシング症候群では、ストレスが原因となっているケースも良く見られます。そのため、犬にとってストレスの少ない生活習慣が、クッシング症候群では大切です。

私たち人間には、問題とならないことでも、犬の本能から外れたことがストレスになることもあります。食事・睡眠・運動などはもちろん、犬の本能からストレスとなりやすい要因があれば、クッシング症候群の対策として考えてあげるようにしましょう。

まとめ

  • 犬のクッシング症候群は、副腎ホルモンの分泌異常から生じる病気であり、治療による完治が難しい。そのため、難治性の病気とされている。
  • 犬のクッシング症候群の症状を緩和する対策として「治療」「食事」「サプリ」「生活習慣」が挙げられる。

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